24.12.11

宇宙人ポール



映画『宇宙人ポール』を見た。


ふたりの外国人、グレアムとクライヴ(サイモン・ペッグとニック・フロスト)が、アメリカでのコンベンションの帰りに、アメリカ西部のUFOスポット巡りをするというあらすじに惹かれて『宇宙人ポール』を見る。だって、まるで我が家の話みたいなんだもの。もちろん参加したコンベンションは違うし(映画はサンディエゴ開催のコミコン、こっちはラスベガス開催のCES)、借りた車の種類(映画は大きなキャンピングカー、こっちは普通の乗用車)だって違うけれど、目的地は同じ、AREA51&レイチェル。
すでにイギリスで見た友人からちらっと話をきいたり、予告編を見たりしつつも、なるべく情報を入れないように(逆ダンボ状態)ガマンして、ようやく公開の日を迎える。
冒頭からええええ! そうだったわけ! なんて感じで始まり、最後まで、本当に最後の最後まで、隅から隅まで、ずず、ずいーっと、一つの曇りもなく楽しんでしまいました。
大ネタ、小ネタ満載。イギリスオタクもアメリカSF映画オタクも、単なるコメディ好きも、楽しいだけの映画でも好きな人も、ほろっとする映画が好きな人も、全人類対応の娯楽映画。
ETハイウエイの看板



しかし、これまで日本各地、世界各地、いろいろなところで『映画ロケ地巡り』をしたことがあったけれど、逆のパターンである、映画が私たちの旅したルートを辿ったのは初めての経験!
グレアムとクライヴはリトルエールインの外で記念写真とって、ホワイトメールボックスで記念写真撮って、砂漠の一本道をクルマを走らせていたら、クルマに追っかけられ、抜かれる....。
ひょえ〜。ここまではまったく一緒。

上)LITTLEALEINN前にて
下)映画より拝借
 私たちを追っかけたクルマはAREA51の門番だったのだけれど、グレアムとニックが追っかけられたクルマにはポールが乗っていたってわけだ。
私たちもポールに会いたかったよ〜。
ポールに会えていたら、違う旅が続いていたんだ〜!

しかし、州境で時差に喜ぶなんてところも、私たちとまったく同じ。外国人がアメリカをクルマで旅するとこうなるのねって、笑ってしまった。

エイリアンバーガー。
上に写っているメニュー。
映画でサイモン・ペッグが見ていたのと
同じものと思われる
本当のリトルエールインの内部はこんな感じ。
トイレのドアはそっくりだった


本物のリトルエールイン
映画サイトから拝借。外観が若干違うが、
セットなのか、映画のためにきれいにしたのか...
ホワイトメールボックス。
ここも映画に登場

我が家のポールコレクションその1
映画的な小ネタにかんしては、ここでは封印。まだ見ていない人もいると思うので。そのうちだれかが、小ネタリスト作ってくれるかな。
【参考サイト】
Paul(imdb)
宇宙人ポール(日本語サイト)
グレッグ・モットーラ(監督)
サイモン・ペッグ(脚本・主演)
ニック・フロスト(脚本・主演)
エリア51(wiki)
LITTLE ALEINN
ARE51探訪記(mixiにアクセスできるかたはどうぞ。全体公開になっています)

22.9.11

9月19日 反原発デモ

9月19日、都内では二つの反原発デモが企画された。

 ひとつは代々木公園で開催された『NO NUKES MORE HEARTS NO NUKES ! ALL ST☆R DEMO 2011』
主催の『NO NUKES MORE HEARTS』は、2007年から脱原発、エネルギーシフトの運動をしているグループ。 最近では福島で『NO NUKES! PEACE DEMO in Iwaki,FUKUSHIMA 2 さよなら原発 子供たちと私たちの未来を守るパレード!』を成功させている。

もうひとつはさようなら原発 5万人集会』。大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さんらがが呼びかけ人となって明治公園で5万人を集めようとする大規模なもの。

ぜひとも両方に参加したいと思い、時間をチェック。最初に代々木公園に行って、その後明治公園に向かう予定をたてる。

代々木公園では、アピールとして、PANTA、久保田真琴、中西俊夫-MIYAVI-のライブが行われた。
なかでも、中西俊夫がT. Rexの「Children of The Revolution」で作った替え歌「Children of The Radiation」がバツグンでした。Marc Bolanのご遺族にも許可を取っているとか。

 PANTAさんは「ミュージシャンは電気がないとなにもできない。僕は電気が好き」とおっしゃる。なるほど、そうだよね、電気が好きだからこそ、電気を作る方法にも目を光らせて、選びたい。安全な食べ物を選ぶのと同じ!




 代々木公園のデモの出発を見送って、明治公園に向かう。
ハチ公バスという渋谷区のコミュニティバスに乗って移動。小さくて小回りがきいてかわいい。スイスイと進んでいたのだが、明治公園を眼の前にして、パタッと止まる。明治公園はどうやら凄いことになっているようだ。

 主催者発表6万人、警視庁発表2万5千人。
この差はどこからでてくるか知りたい。それぞれどのようにカウントしているのでしょうか。


私たちが到着したころには、大江健三郎さんたちのアピールはすでに終了して、
ランキン・タクシーのライブが始まるところでした。
ランキンさんが「誰にも見えない」を歌い始めると.....。
あれ、どうして盛り上がらない! 


終わったあとで、お嬢さんとのツーショット撮らせてもらいました。
二人ともなんて素敵な笑顔! ランキンさん、ずっと応援し続けますよ!


こちらのデモは、A:個人参加者・市民団体、B:労働組合・民主団体、C:政党・各種団体等と3コースに分かれている。当然Aを行くのだが、これが全然進まない。人数が多いこともあるのだろうか。ゆっくりゆっくり。途中、休憩のため離脱して戻ってきても、まだ青山通りを歩いているので、こっそり列に戻り、行進を続ける。
これまでのデモと違って、驚くほど警官の数が少ない。それなのになんのトラブルもない。
信号では停止させられるので、どうしてもゆっくりになるのだが......。

表参道にはいって、代々木公園近くになったところで、再び離脱して、最初の代々木公園での集会(デモのあと集会第2部が開催されている)に向かう。
ちょうどBコースのデモと出会ったので、ショートカットするためにその列に加わる。
Aのグループとは歩くスピードが違う! 全員が前をみて、きちんと整列して歩いているのでびっくり。
代々木公園入り口で再び離脱。

デモ集会も終わっていたので、今日もそろそろフェードアウトに。

集会第2部ではいろいろな人が自由に発言できる時間があったらしい。
そこで友人が、とてもいいことを語っていた。
you tubeのリンクもあるのですが、ここでの記載は控えます。

これ以上、地球を汚したくない。
そのためにも一刻も早い原発全廃を求めます。
原発がなくなっても、廃棄物処理の問題はまだ残っているので、
人類が永久に背負っていかなくてはならない問題なのですよね。

ふ〜。

まだまだつづく。


15.9.11

『9.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!』その後

前回のエントリで、防護服に身を包んだ女性の話を書きました。
なんと彼女のパートナーは逮捕されていたそうです。
彼女は参考人として連行された(かな)そうで、その状況を私は目撃したってことだったんですね。

その瞬間の映像がyoutubeにアップされていました。
http://youtu.be/D58H9LEZFV8

そして、パートナーの釈放後、岩上安身さんが二人をインタビューした画像のリンクが下記です。
ぜひごらんください。
http://www.ustream.tv/recorded/17246125
http://www.ustream.tv/recorded/17246228

逮捕された方はフランス人。
フランス人の目からみたデモや警察の動向の不思議さが伝わってきて、かなりユニークなインタビューになっています。


『9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会』のサイトも開設されています。
http://911nonukyuen.tumblr.com/

前回のエントリのフォローとしてご参照ください。

12.9.11

『9.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!』

素人の乱が呼びかけている反原発デモも今回で5回目。
今日は原発事故が起きて半年、そしてアメリカ同時多発テロが起きて10年目。

今回のコースはこんなかんじ。
っていつものようにデモの詳細を伝えるサイトから拝借したマップをお見せしたところなのだが、今回、警察に届け出をしたコースが直前に拒否されたとのことで、サイトにはちょっとわかりにくい地図しか載っていないので、割愛。

スタート地点&時間から参加できないので、どこでデモをつかまえられるかちょっと不安だったのだけれど、とりあえず新宿に向かう。
新宿駅南口の改札をでると、甲州街道をデモが通っている。子どもやペット、お年寄りや身体ハンデのひとたちのためののんびりゆっくり歩く「なかよしブロック」のようだ。今日はこのブロックで歩こうと思っていたし、一番最後のブロックだったので、バツグンのタイミング。



うまく流れにのって、のんびり歩き始める。
甲州街道から、明治通りへ歩く。新宿通りの交差点で、右翼にお出迎えされる。
警察に守られながら歩行者天国を占領して、デモにアピールしている。


しかし、なんだか変だな。国を愛する右翼のみなさまこそ、この反原発デモに一緒に参加して欲しいのに。
あなたたちの守りたいものってなに?

と、ここで警官たちに拘束(?)されている白い防護服に身を包んだ女性を発見。

「そんなつもりじゃなかったのよ〜」といまにも泣き出しそうな声をだしている。
何が起きたのかは全く不明。実際には拘束ではなく、保護だったのかもしれない。

9月11日のデモでは12人の逮捕者がでたそうだ(産経ニュース)。

デモの最終地点でも、不当逮捕された仲間を救うためのカンパをしている若者達がいた。
たしかに不当な部分もあるかもしれない。そして警察も挑発しているのかもしれない。でも、その挑発に乗っては絶対ダメ。
このデモは、普通の人々が、当たり前の生活と平和で健康な未来を取り戻すために行うデモでもあるのだから。



デモは急がされたり、ゆっくり歩かされたり、詰めさせられたり、止められたり。ああ、うんざり! 空の写真でもとってやる!
デモの時間は、完全にクルマの通行を止めて、その間自由に歩かせて欲しい。マラソンのときはそういうことするのだから、物理的にできないことはないはず。

中央公園にようやく到着。ここでもクローン・トゥルーパーたちがずらり!


公園で友人にあったり、連絡とりあったりしながら、しばし休憩。
このあと、アルタ前広場ではアピールが行われるようなのだが、予定があるので残念ながらこれにてフェードアウト。

次回は、9月19日の『さようなら原発 5万人集会』に参加予定。

すべての原発の廃止が決定するまで、行進は続けます。
次回は、あなたも一緒に歩きませんか?

♪やっぱり原発ダメ絶対(ランキン・タクシー)

13.8.11

流星群と宇宙ステーション

流星群の観測に行ってきました。

場所は富士山の近くの草原。私の大好きな場所(ってのでおわかりになる方もいらっしゃるでしょうか)。
都内を10時過ぎに出発して、途中高速道路の事故渋滞に遭遇したので想定より時間がかかり、午前2時前に草原到着。

しかし、今日の月は明るい。暗闇に眼がなれてくると、それでもたくさんの星が見えるので期待。



シートやタオルケットを広げ、持ってきたお茶や食料でしばしティータイム。
隣人の顔もよく見えるし、食料も実によく見える。
月光のピクニックは実に幻想的(いつかbadwaterでも月光ピクニックしたい)。

この草原は360度視界が開けている。寝転んで空を見ていると、自分が空をみているのか、それに自分が包まれているのか分からなくなる。

そして、空の底にいる気分になる。

しばらくすると、すでに見ている星が動いたり飛んだりする錯覚に陥る。眼の前がチラチラしてくるのだ。

たまに月に眼を向け、星空に眼を移すと、星が見えなくなっていて、再び見えるようになるまでに時間がかかる。
たまにiPod touchを取り出してつぶやいたりしたときもそう。
しかし、今回iPodが柔らかい光の懐中電灯として随分役に立った(笑)。

ポツ、ポツっと流星が見えてくる。
視覚で感じなくても、カラダ全体で流星群の動きを受けるようにイメージ。

月は西に傾くにつれだんだん赤くなり、回りの色も、空の様子も変わってくる。
月の入りも見届けて、また空に集中!

弱い光で流れるのをいくつか見たあと、バシっ!と音を立てるように強い光の流れを目撃。流星のエネルギーは凄い。

この草原は日頃から飛行機のルートにもなっていて、よく目撃できる。今宵も数機が航行。
と、北から飛行物体が! 飛行機の光とは違い点滅せずに、北極星より明るく光っている。それでもゆっくりとヨタヨタ飛んでいるのから、ちょっと心配に(笑)。
早速調べると「国際宇宙ステーション・きぼう」らしい。なんだつまんない。

と、思っていたら、また別の動く光が、すーっと上空に吸いこまれるように消えていった。あれ、これUFOですか。確かに未確認なのでUFOといってもいですよね。

そうこうしているうちに、東の空がほんのりと明るくなってくる。
オリオン座も昇ってきた。
夜明けも近い。

観測もそろそろ終了。

6.8.11

『8.6 東電前・銀座 原発やめろデモ!!!!!』

素人の乱が呼びかけている反原発デモ。今回で4回目。
今日は広島原爆の日。その日に東電めざします。

今回のコースはこんなかんじ。


昨日まで熱(37.8度)があったので、今日はのんびり歩く予定。途中離脱もあり。
スタート地点の日比谷公園に行くと、『ヒマラヤンフェアーネパール2011』というフェスティバルをやっていたので立ち寄り、スパイスをいくつか購入。カレーやモモの屋台も出ていたので、もっと早めに来ればよかった!


スタート地点についたら、最初のグループが出発するところ。その流れにのって歩き始める。みんな鳴り物をもって歩いているので賑やか。すぐに東電本店の前に。



新宿のときから気になるのが警官の動き。
あきらかにこちらを挑発している。
デモは市民の権利のはずなのに、私たちのことをまるで犯罪者のように扱う。
今回も先頭集団であっという間に騒動がおきた。
私はこの現場にいたのだが、いままで平和に歩いていたのに、
警官がデモの輪のなかに飛び込んで、誰かを取り押さえたのだ。
辺りは騒然となり、関係ないのに倒れる人もでてくる。

一瞬、映画『いちご白書』のラスト、サイモンとリンダが突入した警官に引き裂かれるシーンが頭に浮かんだ。
目の前で、何の理由もなく(警察の言い分はしらないが)人が押さえつけられる。
憤りと恐怖が溢れた。


デモ隊は細かく分断され、規模を小さく見せようとしているのがみえみえだ。
私たちは、東電や政府と戦う前に、警察とも戦わなくてはならないのか。

安全で平和で幸せな暮らしを求めるための行進が、どうして警官の暴力によって卑しめられなくてはならないのか。

怒り沸々である。
前回同様、怒り沸、沸、沸.......。

その後、銀座、外堀通りを歩く。
ここでも道路の端に追いやられるデモの一団。
昔、ロンドンのピカデリーでみた反湾岸戦争のデモと比べて、なんて悲しいのだろうと思った。
ピカデリーのデモ隊は道路いっぱいにひろがり、警官になんだかんだ言われることもないのだ。

沸・沸・沸。

ふぅ〜。
とはいっても今日はこの辺りでフェードアウト。

リベンジは次の機会に。
リベンジとはいっても平和に歩くだけだが....。

次回は9月11日(日曜日)だそうだ。

すべての原発の廃止が決定するまで、この行進はつづけなくてはならない。

♪やっぱり原発ダメ絶対(ランキン・タクシー)


【参考サイト】
8.6東電前・銀座 原発やめろデモ!!!!! 公式サイト

12.6.11

『6.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!』

素人の乱が呼びかけている反原発デモも今回で3回目。

今回のコースはこんなかんじ。



今回は、新宿中央公園に集合なので、そのまえに公園に近い西新宿5丁目にある南インド料理店『コチン・ニヴァース』にて腹ごしらえ。


写真はキーマカリー。
この日はほかに、エビビリヤニ、オクラのヨーグルトカリー、パロタ(パン)、グリーンサラダを頂きました。
ここの料理はどれをとってもおいしい。
狭いお店なので、夜は予約がぜったいに必要なのですが、
インド料理好きな人、今度行きませんか!
大勢で行っていろいろな料理食べた〜い!

さてさて、お腹も一杯になったので、そろそろ中央公園に移動。
中央公園が近づいてくると、自分たちのアピールのチラシを配りながら集合場所に向かう人たちにたくさん遭遇!
すべてのチラシをもらうと、大変な量になりそうなので、丁寧に断る(こいうの難しい。チラシはすぐにゴミになる。しかし情報を伝えるのにはチラシという手段が最適なのかな....。)。

集合場所ではアピールはすでにはじまっている様子。
どうやらアナーキーの中野茂の演奏か.....。

路上にでると、警察官の集団が。おっ!、夏服になっているぞ。
しかし、まるでクローントルーパーみたい。

彼らのなかにも、反原発派の人もいれば、推進派の人もいるだろうに。
でも、ここではそんなことにはかんけいなく、デモ隊のサポートしなきゃならない。
たいへんな仕事だなぁ。



ランキンさんのサウンドカーの後ろに並んで、スタートを待つ。
そうしている間にも、友人から携帯やツイッターで連絡が入る。
ゆるやかに会えたら会おうね!と約束をする。



回を重ねる事に、プラカードもいろいろな形のものができていて、楽しい。
とくに、女子の手作り系がよい。




ワンコもデモに参加。

甲州街道に出たところで、デモぜんたいを見たい口実に、ショートカットして、新宿駅西口にある歩道橋へ先回り。ここで友人と合流。







ここから見ていると、今回、警察がかなりコントロールしていることがよく分かる。前回までは気づかなかったことだ。
高円寺でも、渋谷でも、一緒に歩いている警官は、デモ隊、他の通行人や車がすべて安全でいられるように気を遣ってくれていた。
いろいろな指示もけっして高圧的ではなかった。

警察は、マラソン大会や要人通過の時のように、あらかじめデモによって規制されるルートや時間を公表していないのかな。
もちろん主催者はルートを公表しているけれど、それは警察にも伝わっていて、
規制のプランを立てるのは警察でしょ。
そうであればあらかじめ、発表していれば、他の人々が感じる迷惑度も随分違うのでは...。
それともわざと発表しないで、世間に『デモ隊が世の中に迷惑をかけている』って印象を与えたいのか。

沸、沸、沸.......。

冷、冷、冷........。

靖国通りで、また別の友人たちと合流。


でもここから見ているとどうやら今回は違う。
先導している警官の言葉遣いが強い。
『君たちはぁ〜! 回りの歩行者にぃ〜! 大変な迷惑をかけているぅ〜!』

え!私たちって悪いことしているの?
デモは権利じゃないの?
沸、沸、沸。
ああ、でもここで挑発にのってはいけない。
冷、冷、冷。

ルート上に違法駐車の車があるのに、それを放っておいて、
1車線に閉じ込めようとしている。
かなりぎゅう詰めになって歩くことに。
すぐそばをバスが通り過ぎる。
ちょっと、これって危険すぎない?

冷、冷、冷。
気を取り直して、再びデモ隊に合流すべく、靖国通りに向かう。
そこまでの道のりもまた大変だった。
土曜日で雨もあがったこともあり、人手がすごい。
かきわけかきわけ、靖国通りに向かう。

警察は、マラソン大会や要人通過の時のように、あらかじめデモによって規制されるルートや時間を公表していないのかな。
もちろん主催者はルートを公表しているけれど、それは警察にも伝わっていて、
規制のプランを立てるのは警察でしょ。
そうであればあらかじめ、発表していれば、他の人々が感じる迷惑度も随分違うのでは...。
それともわざと発表しないで、世間に『デモ隊が世の中に迷惑をかけている』って印象を与えたいのか。

沸、沸、沸.......。

冷、冷、冷........。

靖国通りで、また別の友人たちと合流。




デモ隊は、細い路地を通り、最終地点のアルタ前広場に向かう。
広場では最終アピールがはじまっていた。
ゆっくり聴いてもいたいが、どんどん人が入ってくるので、今日はここでフェードアウト。

今回はテレビのニュースでも随分取り上げていたので、普通の人々にもようやく知れ渡ったかもしれない。でも、今日のデモに参加しているのは特殊な人たちじゃないのだよ、ごく普通の市民たち。次は、テレビの前のあなたも参加しようね。
テレビを消して町に出よ!

すべての原発の廃止が決定するまで、コツコツはまだまだ続く。

♪やっぱり原発ダメ絶対(ランキン・タクシー)



さて、本日の〆は、大好きなあめこやさんで、かけ辛味そば。
身体が芯から温まって、疲れも癒されました。

【参考サイト】
『6.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!』公式サイト

9.5.11

『5・7原発やめろデモ!!!!!!』@渋谷

4月10日に引き続き、5月7日に行われた『5・7原発やめろデモ!!!!!!』に参加してきました。
今回のコースはこんなかんじ。



この日は朝から雨が降っていてどうなることやらと思ったのだが(いざとなればフジロック仕様でで出かければいいだけの話だが)、午後になって小降りになったり止んだりしていたので、ホッとした次第。

午後2時からはまず、USTで最初のアピールをチェック。
高円寺のときはアピールの時間からすでに人が多く、なにをしているのかまったく分からなかったしね。
そうしているうちに、友人たちのツイートから、「混んでいる!」「入れない!」等の情報が入る。

スタート地点は渋谷区役所なのだが、神宮前の交差点(明治通りと表参道の交差点)を通るので、ここから参加することにする。
交差点に着いたときには、ちょうど、ひとつの連なりが通っていたところだった。
近くで仕事をしている友人と連絡をとっているうちにそれが通り過ぎたので、
次の流れを待つことに。

今回はいくつかのサウンドカーに先導されてデモが行われる。
これらのクルマは天ぷら油をリサイクルして作られたバイオ燃料で動いている。

バイオ燃料を作っているのは『東京油田』。代表の染谷ゆみさんとは随分前に、ある食のセミナーでご一緒したことがあるのだが、当時からこの話を熱心にしてくれて、実にチャーミングな人だった。ずっと活動を続けて、軌道に乗っているのは実に嬉しい。

次にきたのが、サウンドシステムだったので、この流れに乗ることに!



表参道のケヤキ並木は実に気持ちがよい。
DJたちのプレイもゴキゲン。




集団のなかにいると、ぜんたいが見渡せないのが難だが、
こんな時に頼りになるのがUSTの中継を見ている友人。

NYでUST中継をチェックしていた友人からツイートで報告が入る。
それによると、
最初のグループがチンドン隊で「プリパ」「We shall overcome」「ラブミーテンダー」などが演奏されていたらしい。
別のサウンドカーでは、モッズの「激しい雨」、RCの「雨上がりの夜空に」、クラッシュ「I fought the law」。
そして、もちろんランキン・タクシーのサウンドシステムもあった。

サウンドデモは、楽しそうで、参加しやすくていいのかも。
今度はクラシックの若い演奏家たちも加わってくれるといいのに!



明治通りを歩いていたら、明治神宮前で最初に連絡を取っていた友人が現れる。仕事が一段落したけれど、次の予定があるので、超はしょって参加することにしたらしいのだが、ここに現れたのはほんの偶然! ツイッターなくても会えるものなのだ(笑)。

2時間ほど歩いて(私の場合、途中からだったので。4時間かかった人もいるよう)、出発地点=散会地点に到着。
ここでは、ジャーナリストの岩上安身さんが、みんなに写真撮られつつ、
「こっちが写真撮られてどうする! 我々が取材するんだ〜」っていいながら、
参加者に取材。



と、NYの友人から「今写った! 岩上さんの後ろ!」ってツイートが。
なんだか、現場中継しているアナウンサーの後ろで喜ぶ中坊の気分に....。思わず、UST中継用の小さなカメラ(多分この写真に写っている白い四角いもの)に手を振りそうになった(笑)。

家にもどって、いろいろチェックしてみると、逮捕者がでたとのこと。
どうやら挑発されて、ちょっと小競り合いになったりして、結局誤認逮捕で釈放された人がいたり、まだ拘留されている人もいたり。
個人的には不必要な争いをしている場合ではないと思うのだが。

警察は、デモがスムーズに行くように、コントロールといえばコントロールしていたけれど、アピールの内容に口だしするわけでは決してないしね。
なんて考えが甘いのかな。

すこしググっていたら、毛利嘉孝氏のこんなインタビューを見つけた。
『”お祭り”デモは世界を変える』

4.10高円寺と5.7渋谷のデモの意味を的確に表してくれている。
そうか、始まりはこれでいいのだな。
原発完全廃止までの道のりはまだまだ長いのだから、少しずつ。
ここから始めよう。

【参考サイト】
渋谷・超巨大サウンドデデモ / 5.7 原発やめろデモ 公式サイト

25.4.11

サバ缶

はじまりは4月22日午前のことだった。某事務局に向かうために、経堂の町を歩いていたときのこと。
泥にまみれたアルミの塊を台車で運んでいる人とすれ違う(記憶では一輪車で大量の地雷を運んでるようなかんじ)。とても不思議な光景を目にして強く印象に残る。

夜になって、ちょっとググってみて分かったこと。どうやら、経堂のカフェ『さばの湯』が、津波で工場が流された宮城県石巻の『木の屋石巻水産』のヘドロで汚れた缶詰を洗うボランティアをしていることが判明。

『さばの湯』から、洗う場所を提供している『まだん陶房』へ運ぶところを私は目撃していたのだった。

そして、昨晩『さばの湯』のオーナーの『明日(月曜日)の缶詰洗い @経堂まだん陶房は、午前10時から。途中参加自由です。』というツイッターを見つけて、早速いってみることに。



ヘドロを落とす.....。
ヘドロといっても、砂と重油が混ざり、缶にこびりついて、普通の洗剤とたわしではびくともしない。

こんな時こそ『がんこ本舗』の『海へ...』が役に立つのではと、キッチンにあった『森と...』のボトルを持参。

『海へ...』『森と...』は海洋タンカーの事故処理研究から生まれた生分解する洗剤。洗濯用(『海へ...』)とキッチン用(『森と...』)では、使っているアロマオイルが違うだけで成分は同じもの。

歩いて1分のところにある『まだん陶房』に着くと、発砲スチロールのケースに泥だらけのサバ缶がたくさん。ここに水を入れ、『森と...』を投入。しばらく置いてから、たわしで洗い始める。



本日は『木の屋石巻水産』の方と、今回のサバ缶洗いボランティアを仕切っていらっしゃるまっすんさん、そして劇団の方や、農大通りのお店の方など4~5人で、黙々と作業が進む。

私たちは午前中しかお手伝いできないので、
洗い立てのサバ水煮缶、サンマ水煮缶、イカこんを購入して引き上げる。



戻ってから、すぐにがんこ本舗のきむちんに電話。サバ缶洗いのことを説明したら、すぐに私の意図することを分かってくれて、『森と...』を提供してくれることに。

『海へ...』と『森と...』を使い始めて、10年以上になるけれど、ヘドロ落としに使ったのははじめてだったので、その効果にびっくり。
最初はドロってしていたものが、さらさらの砂になるのだから。
洗い終わった水を世田谷の下水に流すのもこれなら安心。

さあ、明日も『森と...』持参で、サバ缶洗いだ!



写真はサンマ水煮とイカこん。大変おいしく頂きました。

【参考サイト】
『スローコメディ』
『さばの湯』
『まだん陶房』
『木の屋石巻水産』
『がんこ本舗』

11.4.11

『高円寺・原発やめろデモ!!!!!!』に参加。

4月10日に開催された『高円寺・原発やめろデモ!!!!!!』に参加してきました。

まずは高円寺駅南口の公園に集合。 ここで、旧知の人たちとであう。
お互いにずーっと連絡取り合っていなかったのに、こんなところで会うなんて、なんだか不思議なかんじ。同じ方向を見ている人たちとはいつだってどこでだって再会できるんだなって嬉しくなった。

もちろん、最近も会っている友人たちとはfacebookやtwitterで呼びかけあったので、出会って、いざデモに出発!

出発したところで、スタイリストの高橋靖子さんを発見。

キヨシローのバッジがかっこいい!

ランキン・タクシーは歌で参加。サウンドシステムのトラックの後ろから(マイクがラインなものだから)、歩きにくそうに歌っている。
♪やっぱり原発、ダメ絶対!

♪放射能強い 放射能えらい
♪誰も差別しない 誰にも負けない
♪放射能強い 放射能えらい
♪誰も差別しない 誰にも負けない
(「誰にも見えない 臭いもない」)

みんなそれぞれ手作りのプラカードや花(菜の花が多かった)を持って、静かに歩く。ところどころでシュプレヒコールを叫んだり、ちょっとはずれて大きな旗を振ったりする人がいるけれど、おおむね静かなもの。ランキンのサウンドシステムの辺りはちょい爆音(笑)だけれど...。

コースを2時間くらいかけて歩いて、北口の広場で終了。

初めでのデモ参加だったので、デモは多くの人々の支えによってはじめて成立するのだなってことをつくづくかんじた。 車道を歩くので、交通を遮断する必要がでてくる。交差点ごとに警官が立って、 クルマを止めたり、デモを止めたりして、スムーズに流れるように仕切っている。 多くの人の理解がないと、できないものなのだと実感する。
いまちょっとググったら、主催者は地元の商店街に、デモのお知らせをしていなくて迷惑や混乱していた場所もあるみたい....。
そうだったのか.....。 高円寺の町でやったことにも意味はあるのだろうけれど、東電や都庁の回りでやったほうがよかったのかな。


『はじめてのデモ』という、とてもかわいらしいPDFがあります。デモに必要なものやことについて書かれているのですが、このなかに、ガンジーの言葉が引用されています。

『あなたのおこなう行動がほとんど無意味だとしても、
それでもあなたはそれをやらなければなりません。
それは世界を変えるためにではなく、
あなたが世界によって変えられないようにするためです』

勇気の出る言葉です。
昨日のデモ、どれくらいのアピールがあったのか。地元に迷惑をかけたのか。
とウダウダ考え込んでしまう部分もあるのですが、
昨日の行動は私が『世界によって変えられないようにするためです』って思うことに。

とにかく今日からは、石原都知事に代替エネルギーについてかんがえてもらうようにアピールをしなくては。

2.4.11

24年前に書かれた反核の本





左側の本は『最後の子どもたち』。日本語版の初版は1984年5月。
右側の本は『見えない雲』日本語版の初版は1987年12月。
作者はドイツ人のグールドン・パウゼヴァング。翻訳は高田ゆみ子。
出版社はいずれも小学館。

3月11日の地震で本棚が崩壊したとき、本棚の奥から出てきたのだ。

『最後の子どもたち』は核戦争後の西ドイツ(当時)の様子をもうすぐ13歳になる少年の目から見てかかれた小説。
初版の時に読んだのだが、悲しくてつらくて涙が止まらなかったことを覚えている。そして、家族や友人がいとおしくてたまらなくなった。

『見えない雲』はチェルノブイリの事故の直後に書かれた小説。西ドイツ(当時)のバイエルン州の原子力発電所で起こった架空の放射能漏れ事故と、その後の被曝者の体験が語られている。




『見えない雲』の扉には
『何も知らなかったとはもう言えない』との言葉が書かれている。

20年以上もまえにこの本をよんで、原発の恐ろしさを知っていた私は、
今回のことで「何も知らなかった」という資格はないのだ。
これを読んでしばらくは、反原発に意識が向いていた時期があった。
でも時が流れるうちに、ついついほったらかしにしていた。

もちろん、その間にも、原発を推進する人たちに対しては反発を感じていたし、
明らかに反原発のサイドではあった。
でもなにもしなかった。
その罪は大きいと思う。

22.2.11

友人のカフェ

友人が下北沢にカフェをオープンしました。
オーナー&シェフは20年以上のマクロビアンのYokoさん。
ぜひご贔屓にしてくださいまし。

場所は下北沢駅北口鎌倉通りぞい。駅から歩いて7分程。この看板が目印。



【DATA】
Cafe AKARI
世田谷区北沢4-17-7 KAZU KITAZAWA 1F
定休日 月
火曜日 11~17時
水~日 11~20時


日替わりスープ&おかずの玄米ごはんプレートとおいしい珈琲が楽しめます。
今日のスープは、しょうが野菜スープ(身体温まりました)。
おかずは、ソイミートのミニバーグ、きんぴらごぼう、大根とピーマンのレリッシュ。
おにぎりか天然酵母パンのトーストか、ふつうのごはんが選べます。










豪徳寺の招き猫がお客様をお出迎え。
でも、ここの影の店長は、パピヨンの女子です。普段お店にはいないけれどね。


カフェオープンまでの奮闘記はこちらから。