3.10.08

美術散歩

トリエンナーレにも行きたいのだが、横浜だしなぁって躊躇していたら、
友人が「だったら赤坂に美術散歩に行こう」って誘ってくれたのが、
赤坂アートフラワー08

アートフラワー? 造花には興味ないわって思ったら、なんと、
赤坂の町を会場にした現代アートの展覧会だそうだ。
町にアートの花を咲かせようってことらしい。
コンセプトはよいとしても、
展覧会のタイトルとしては、はっきり言っていまいちだな(笑)。
しかし、気を取り直して、スタート地点の赤坂サカスへ。
ここで草間弥生の水玉の部屋を見て、一ツ木通りを通って青山通り沿いの旧赤坂小学校へ。
ここでは富士山に登ったり、

若いぬいぐるみ作家に出会ったり、

スマイルマークの蔦の葉に出会ったり。



次の会場は、赤坂通りをちょっと入ったところにある元料亭・島崎。
暗い空間にいくつかの映像作品が並んでいる。

この作品は、小さな和室の畳の上に33万本のまち針をさして、まち針の頭が集合することによってスクリーンを作り、そこに自然の風景を映し出したもの。畳に座って、この映像を堪能していたら、訳知り顔なおじさんがいきなり声をかけてきた。
「この部屋は寝室だったんだよ」
「はぁ?」
「この料亭はね、昔は政財界のお偉方が集まってね。ここは秘密の部屋だったんだよ」
「ああ、逢瀬につかわれていたんですね」
「そうそう。○○夫人とかもよくきていたんだよ。なつかしいなぁ」。

言われてみると、この部屋、小間の奧の隠し廊下の奥にあるのだ。

歴史のある料亭の一室での出来事...。
このおじさんも作品の一部かと思ってしまった....(笑)。

料亭を出て、次にいったのは赤坂氷川神社。
ここにはオノヨーコの作品がいくつか。

氷川神社から、赤坂通りに戻って、赤坂中学校の壁面に書かれた作品を見て、そのまま、最終地点のミッドタウンに向かう。
ここで迎えてくれたのは、再び、水玉草間弥生!



歩いて回って、3時間の美術散歩。
町全体で協力してできあがったひとつのアート。
かなり企業臭のするものではあったが、古い小学校や営業をやめた料亭、神社を会場にして、地域ぜんたいでこの展覧会に取り組んでいる様子は、なかなか楽しい。それに、草間弥生、ヨーコオノらの大御所から、若い作家まで、一同に楽しめたのはよかった。
毎年(は無理かな?)続いていくと面白いかも。

写真には撮らなかったのだが、とても気になった作品がひとつある。
料亭に展示されていた松宮硝子の「Douquheapure」。
部屋のあちらこちらに、ガラスの結晶が置かれている。
それを見ていたら、古い家に住んでいた小さい頃を思い出した。
その頃、暗い畳の部屋の隅に見えたいろんな生物に似ているのだもの。

子どもにしか見えない生物たち。
その世界が見事に再現されているなってと思いながら家路につき、
戻って、この作家と作品について調べたら、
なんと「Douquheapure」も、彼女が幼い頃に発見して名付けた新種生命体だったのだと!

なんだかうれしくなった。変なのは私だけではなかったってことで(笑)。

27.8.08

正しい14歳の過ごし方。

私の大好きなお蕎麦屋さんのブログ。

これこそ、正しい14歳の過ごし方。
ここのブログにはコメント書き込めないので、こちらに記す。

あめこや

私が彼女たちのことを大好きな理由はこんなところにもあったんだわ。
ちなみに私の14歳頃のアイドルは、ロッド・スチュワート(笑)。

ブックスおりーぶで大島弓子の漫画を買いたい。

小泉今日子主演で映画化された大島弓子の「グーグーだって猫である」を読みたくなって、
本屋へ行ったものの、なぜか探せない。
数件の本屋に行った。どこもコミックコーナーは充実しているのに、
なぜか、大島弓子のものは一冊も、目に入ってこない。
探し方が悪いのかもしれない。
まもなく公開される映画の原作だから、
どこかにまとまって平積みになっていたっておかしくないよね。
どっちみちコミックコーナーに行くのは久しぶりだし、
カンが鈍っているってのはあるかもしれないなぁ。トホホ。

こんなとき、下北沢にあった『ブックスおりーぶ』が健在だったらと思う。
ブックスおりーぶだったら、
店の左側の一番奥の上から三番目の棚には大島弓子の本は揃っていた。
いまだったら「グーグーだって猫である」は平積みになっているに違いない。



*ブックスおりーぶ
下北沢の西口の商店街(鎌倉通り)にあった書店。
小さいけれど、なぜか欲しいコミックはすべて揃っていた。
ご主人はとり・みきのコミックに登場することでも有名。

ブックスおりーぶは、
確実にどこになにがあるかがわかっていたからありがたかったのでした。
レコード屋さんにしても本屋さんにしても馴染みの店は、
どの場所になにがあるって、把握できているから、
買い物も早く済ませられたんですよね。
クリックのおかげで、それからも随分遠のいてしまった.......。

21.2.08

エイリアン展—モシモシ、応答ネガイマス。




「エイリアン展—モシモシ、応答ネガイマス。」

会期:3月20日(木・祝)〜6月16日(月)。
江東区青海の日本科学未来館。


この展覧会、2005年にロンドンで開催されたもので、今回は「UK-JAPAN 2008」の公認イベントとして開催されるってのもなんだか、イギリス好きとしては嬉しい(笑)。
「UK-JAPAN 2008」

確かフジロックも7月26日のグリーンステージは、これの公認イベントのはず。

さて、エイリアンに話を戻すと。


この子は、現在我が家の冷蔵庫に生息しているエイリアン。
甘〜いキャンディ製です。








そして、子どもの頃に初めて写真を見て以来、一番気になる、というか一番怖い宇宙人がこれ。


1952年にウエストバージニア州のフラットウッズで目撃された宇宙人。平野威馬雄さんの本のなかで、この写真を見たその夜に、夢にうなされ、それ以来激しく心を揺さぶられている宇宙人の一人です。
でもくさいらしい。

20.2.08

ジーキルの美しい庭


とても美しくて愛らしい本を入手した。
タイトルは「ジーキルの美しい庭 花の庭の色彩設計」(平凡社刊)
原題「Colour Schemes for the Flower Garden 」
カラー・スキームを発案し、ボーダー花壇を発展させた、英国を代表する園芸家、ガートルード・ジーキルによる造園学のバイブル本だ。
イギリスでは1914年に出版された本だが、翻訳されたのは今回が初めて。
しかし、100年近く前の本とは思えないほど、今の庭造りにも大切なエッセンスが詰まっている。

サブタイトルに「色彩設計」とあるように、花壇のなかで、それぞれの花の咲く時期や色をふまえた上で、どの花をどこに植えるかの図版が実に美しい。

実は、これから読み始めるので、本の内容については細かいこと、まだお伝えできない(笑)。でもこの日本語版は、レイアウトから写真の使い方、図版、たくさんの植物画が本当に美しくて、見ているだけでも嬉しくなる本であることを、ご紹介したくて、思わず日記を書いてしまった。

そうそう、tipsをひとつ。
「ジーキル」の英語の綴りは「Jekyll」。
これは「ジキル博士とハイド氏」の「ジキル」と同じ綴り。
どうやら、「ジキル博士とハイド氏」の作者、スティーブンソンがジーキルさんの末弟と友人で、彼から、この博士の名前がつけられたのではとのこと。
訳者あとがきで紹介されていました。

アングロファイルな私としてはニヤリとしたくなるエピソードかな(笑)。

fujirocker's member radio

Last fmというサイトをご存じ?
ひとことでいえば、音楽に特化したSNS。
登録すると自分のHPをもてて(mixiと一緒ね)
そこに自分のコンピュータで聴いている音楽を表示することができる(これもある部分まではmiximusicと同じ)。

自分が聴いた音楽のチャートがでてきたり、
同じ傾向の音楽を聴いている人たちを「ご近所さん」として表示したりする。
最近ではポーランド在住の人が、ご近所さんとしてたくさん表示されたので、何事かとおもったら、
近々、the cureのライブがポーランドで行われるらしい。
世界中のthe cureファンと知り合いになることができちゃうってわけ。


またmixiのコミュニティのように、同好のグループを作成でき、
10人以上になると、メンバーが聴いている音楽のチャートが作成される。
さらに、そのデータを元に、インターネットラジオができちゃう。
というわけで、いま面白いのは、フジロッカーズたちが集うグループのインターネットラジオ。
私もこのグループに所属しているので、私が聴いている音楽が流れることもある(さっき、the cureが流れた)。
私は仲間意識が強いわけでは決してないが、フジロッカーズたちがこういう音楽を普段聴いているのかと思うと、なぜか楽しい。だって、毎年のある時 期、同じ場所で、同じ時間を共有している人たちなんだもの(といってもそのグループの人たちのほとんどは顔も名前も知らないひとたちですが)

fujirocker's member Radioを聴くには、
下記のサイトの右肩の赤いボックスをクリックしてね。
http://fujirockers.org/

lastfm、実はまだまだどう使っていいのか、はっきりいって、よくわかりません(笑)。
しくみもよく分からないし。