20.2.08

ジーキルの美しい庭


とても美しくて愛らしい本を入手した。
タイトルは「ジーキルの美しい庭 花の庭の色彩設計」(平凡社刊)
原題「Colour Schemes for the Flower Garden 」
カラー・スキームを発案し、ボーダー花壇を発展させた、英国を代表する園芸家、ガートルード・ジーキルによる造園学のバイブル本だ。
イギリスでは1914年に出版された本だが、翻訳されたのは今回が初めて。
しかし、100年近く前の本とは思えないほど、今の庭造りにも大切なエッセンスが詰まっている。

サブタイトルに「色彩設計」とあるように、花壇のなかで、それぞれの花の咲く時期や色をふまえた上で、どの花をどこに植えるかの図版が実に美しい。

実は、これから読み始めるので、本の内容については細かいこと、まだお伝えできない(笑)。でもこの日本語版は、レイアウトから写真の使い方、図版、たくさんの植物画が本当に美しくて、見ているだけでも嬉しくなる本であることを、ご紹介したくて、思わず日記を書いてしまった。

そうそう、tipsをひとつ。
「ジーキル」の英語の綴りは「Jekyll」。
これは「ジキル博士とハイド氏」の「ジキル」と同じ綴り。
どうやら、「ジキル博士とハイド氏」の作者、スティーブンソンがジーキルさんの末弟と友人で、彼から、この博士の名前がつけられたのではとのこと。
訳者あとがきで紹介されていました。

アングロファイルな私としてはニヤリとしたくなるエピソードかな(笑)。

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